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What You’ll Get
この記事を読み終えたとき…
- 「小さな幸せ」を見つけることが、立派な心のスキルだと分かります。
- 毎日の中にある、見逃しがちな喜びや安心に気づきやすくなります。
- 「自分は幸せが少ない」と感じやすい時、その見方を少し緩めるヒントが手に入ります。
「特別な出来事がない日」にも、心は回復できます。
その感覚をつかむための読み物を、「記事の最後に3冊ご紹介します」。
必要なときには、思い出してもらえたら嬉しいです。
大きな幸せと、小さな幸せ
私たちは、分かりやすい「大きな幸せ」に目が行きやすいです。
試験に合格した日や、大きな目標が叶った瞬間などです。
こうした出来事は、誰が見ても「それは幸せだね」と言いやすいです。
自分で意識的に探さなくても、「うれしい」と自然に分かります。
一方で、毎日はもっと静かな時間でできています。
ちょうどいい気温の朝や、好きな味のコーヒーや、電車で座れた一瞬などです。
こうした出来事は、気をつけていないと通り過ぎてしまいます。
だからこそ、「小さな幸せを見つける」という意識は、心を守るスキルになり得ます。
こんなモヤモヤ、抱えていませんか?
- 大きな出来事はないけれど、「自分の毎日にはあまり幸せがない」と感じてしまう。
- 周りの人の「うれしい報告」と比べて、自分の生活が地味に見え、少し落ち込む。
- 一日を振り返ると「特に何もなかった」で終わり、小さな良いことをあまり覚えていない。
- 「もっと努力して、もっと大きな幸せを手に入れないと」と自分を急かしてしまう。
- このモヤモヤの陰には、「幸せは大きくて分かりやすいものだ」というイメージが潜んでいることがあります。
このモヤモヤの陰には、
「幸せは大きくて分かりやすいものだ」というイメージが潜んでいることがあります。
モヤモヤの背景:カウントされない「少しの幸せ」
分かりやすい幸せだけを基準にしてしまうと、こんなことが起こりやすくなります。
- 「すごく嬉しい出来事」以外は、全部「普通」や「大したことない」にまとめてしまう。
- 「特別嬉しい日ではない=あまり良くない日」と感じてしまう。
- 小さな安心感や、ほっとした瞬間が、心の中で点数に入らないまま流れていく。
その結果として、実際には少しずつ良いことが起きていても、体感としては
「自分の人生には、あまり幸せがない。」
という印象が強まりやすくなります。
本当は、「少し楽しい」「ちょっと安心」「まあまあ良かった」という
グラデーションがたくさんあるはずです。
でも、そこに目を向ける練習をしないと、いつも「ゼロか百か」で判断してしまいがちです。
心理学的視点との交差点
臨床心理学には、「援助希求力」という考え方があります。
困ったときに、一人で抱え込まず、誰かに相談したり、頼ったりできる力のことです。
一見すると、「すぐ人に頼るタイプ」と誤解されてしまうこともあります。
しかし、心の健康という視点では、これは大事なスキルの一つと考えられてきました。
小さな幸せを見つける力も、これと少し似ています。
- 控えめで、目立たない出来事に自分から光を当てる。
- 「これはちょっとしたことだけれど、自分にとっては嬉しかった」と認める。
こうした動きは、心のエネルギーを少しずつチャージしていく作業に近いです。
ポジティブ心理学では、日常の中の感謝や小さな喜びに目を向けることが、主観的な幸福感と関係するという研究もあります。
大きな奇跡を待つだけでなく、日常の中の小さな良さを拾っていくことが、気持ちを支える土台になるという考え方です。
ここで大切にしたいポイントは三つです。
- 幸せは、大きな出来事だけで測らなくてよいこと。
- 小さな幸せを見つけることは、生まれつきの性格ではなく、
練習で高められるスキルでもあること。 - 自分だけの「小さな幸せリスト」が増えるほど、
「自分の毎日には、思ったより良いものがある」と感じやすくなること。
今日から試せる小さな一歩
- 一日の終わりに、「今日の小さな幸せ」を一つだけ思い出す。
例:お湯につかれたこと、空がきれいだったこと、誰かの一言が嬉しかったことなど。
- ノートやスマホに「小さな幸せメモ」を一行ずつ残していく。
大きな出来事ではなく、ささいなことをあえて書いてみます。
- 「幸せ」という言葉が少し重たく感じるときは、「ちょっと良かったこと」「少しほっとしたこと」と言い換えて考える。
外を歩くときに、「今この瞬間のいいところを一つ探そう」と決めてみる。
光、風、音、人の表情など、どこに目を向けても構いません。
落ち込んでいる日ほど、
「大逆転の幸せ」を探すのではなく、「ゼロではない良さ」を一つだけ拾ってみる。
Summary
- 大きな幸せは分かりやすく、意識しなくても「うれしい」と感じやすい出来事です。
- 一方で、日常には「少し楽しい」「少しほっとする」といった、小さな幸せがたくさん隠れています。
- 小さな幸せを見つける力は、生まれつきではなく、意識と練習で育てられるスキルと考えられます。
- 大きな出来事だけを基準にすると、「自分には幸せが少ない」という印象が強まりやすくなります。
- 一日の中で、「今日の小さな幸せ」を一つだけ思い出す習慣を持つことで、心の中に少しずつ「自分なりの幸せのストック」を増やしていくことができます。
心理学を学んできた立場から選ぶ、
あなたへの書籍3選
「幸せは大きい出来事だけじゃない」
その感覚を、もう少し自分のものにしたい方へ。
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気になるものから、タイトルだけでも眺めてみてもらえればと思います。
このブログやチルな散歩のコンテンツが、あなたの毎日の中にある「小さな幸せ」にそっと光を当てる、静かなきっかけになればうれしいです。

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