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この記事を読み終えると…
- 頭の中がぐるぐるしているときに
- 「とりあえずこれだけやってみよう」と思えるシンプルな“心の足場のつくり方(グラウンディング)” を、想像出来るようになるです。
難しい専門用語を覚える必要はありません。
今日の散歩や、明日の通勤・通学の道ですぐに試せる、小さなコツだけを持ち帰ってください。
例えば、こんな瞬間はありませんか?
- 帰り道、家の近くまで来ているのに、
「ここ数分、何を見て歩いていたか覚えていない」と気づくとき - 仕事のこと、家族のこと、明日の予定のこと…
頭の中でずっと考えごとをしていて、景色がまるで“背景”になってしまうとき - ベッドに入ってスマホを置いたのに、
考えが止まらず、身体は疲れているのに心だけ起き続けているとき
こういう時間が続くと、
「自分の心と身体が、同じ場所にいない気がする」ような感覚になることがあります。
「落ち着きたい」「考えを止めたい」と思うほど、逆に頭の中の声が大きくなってしまう…。
「休み方が分からない」というのは、
現代の生活の中で、じわじわと多くの人を疲れさせている問題のひとつだと思います。
もう一つ、別の角度からの“モヤモヤ”があります。
「自分はいま、何を感じているのか」が、うまくつかめない。
- なんとなくイライラしている
- なんとなく不安
- なんとなく気持ちが沈む
でも、その「なんとなく」が具体的な言葉にならない。
そのまま一日が終わると、
- 「今日、自分は何を感じていたんだろう?」
- 「ただ疲れただけで終わってしまったな…」
という、うっすらとした虚しさが残ることもあります。
休み方が分からない × 自分の状態もよく分からない
この二つが重なると、「ただ、がんばり続けるしかない」というモードに入りやすくなってしまいます。
そこで役に立つのが、今回のテーマである「グラウンディング(grounding)」です。
〇 グラウンディングってどんな考え方?
英語の ground は「地面」「地に足をつける」という意味があります。
ここから転じて、グラウンディングは、
不安・緊張・ぐるぐる思考に飲み込まれそうなときに、
「いま・ここ」に自分を戻してあげるための、小さな“心の足場づくり”
を指す言葉として使われています。
〇 元々はどんな領域で使われてきた?
グラウンディングという考え方は、
もともとトラウマ体験、PTSDなどを扱う臨床の現場でよく用いられてきました。
- フラッシュバックで現実感が薄れてしまう人
- 感情が一気に高ぶり、心と体の感覚における折り合いが思うようにつかない人
に対して、
- 足の裏が床についている感覚を意識してみる
- いま目の前に見えているものを、心の中で3つ言ってみる
- 聞こえている音を一つひとつ確かめてみる
といった“五感を足場に、いまの現実に戻る”練習として発展してきた技法です。
〇 日常版グラウンディングへ
近年では、こうした専門的な文脈だけでなく、
- モヤモヤが続いている人
- 考えごとで頭がいっぱいになりやすい人
- スマホや仕事で「いつも頭だけフル稼働」の生活が当たり前になっている人
にとっても、「心を一旦“いま”に戻すセルフケア」として役立てられるようになってきました。
今回のブログでは、この“日常版グラウンディング”に焦点を当てていきます。
「今日から試せるグラウンディング」をご紹介します。
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1. 「足の裏チェック」を1日1回だけやってみる
やることはとてもシンプルです。
- 立っているとき、あるいは椅子に座っているときに
「いま、足の裏はどこに触れているかな?」と意識を向けてみる - かかと・土踏まず・つま先のどこに体重が乗っているか、ざっくり感じてみる
- 10〜20秒くらい、「あ、自分はいまここに立って/座っているな」と確認する
ポイントは、
- 正確に感じ取ろうとしないこと
- 「うまくできたかどうか」を評価しないこと
です。
ただ、“自分の身体がここにある”と一度思い出してあげるだけで十分です。
2. 「5秒だけ、見えているものを数える」
頭がいっぱいになってきたとき、外を歩いているとき、電車の窓から景色を眺めているときなどに、
- 「赤いものを3つ探してみよう」
- 「四角いものを3つ数えてみよう」
というふうに、「5秒だけ、目に見えるもの探しゲームをする」のも立派なグラウンディングです。
- 看板
- 信号
- ビルの窓
- 車
- 他人の服の色…
なんでも構いません。
「探せなきゃダメ」ではなく、「いま自分は、“ここにある景色”をちょっとだけ見直しているな」
と気づけた時点で、すでに意識は“頭の中”から“いまここ”に半歩戻っています。
本サイトでもご紹介している、Chill Vlog Moments のような散歩動画を流している時も、
少しだけ意識の向け方を変えるだけで、グラウンディングの練習になります。
たとえば動画を見ながら、
- 画面の中の道と、自分の足元の感覚を同時に意識してみる
- 映像の中で「木」、「空」、「水」などを見つけたら、
同じカテゴリーのものが自分の周りにもないか探してみる(例:部屋の観葉植物、窓から見える空 など) - BGMや環境音を聞きつつ、「いま自分の部屋で聞こえる音」を1つだけ拾ってみる
こうすることで、
動画は「現実逃避のための別世界」ではなく、
「”いまここ”にある、自分の現実に戻ってくるための入り口」になります。
最後に、この記事のポイントを簡単に振り返っておきます。
〇 この記事のまとめ
- 現代の生活では、
「休み方が分からない」「自分がいま何を感じているか分からない」というモヤモヤが起こりやすい。- グラウンディングは、もともとトラウマやPTSDなどの臨床場面で発展してきた、
「心を“いま・ここ”に戻すための現実接地のコツ」。 - 日常版グラウンディングとしては、
五感や身体感覚を通して、考えごとの世界からふっと戻ってくる小さな工夫が役に立つ。 - 完璧にできる必要はなく、
「戻ろうとしてみた」という試みそのものが、こころにとっての練習になる。
- グラウンディングは、もともとトラウマやPTSDなどの臨床場面で発展してきた、
〇 今日から試せるミニグラウンディング
- 1日1回だけ、「足の裏チェック」をしてみる
- 立っている/座っているときに、「足はどこに触れているかな?」と10秒だけ意識を向ける
- 移動中や散歩中に、「見えるもの探しゲーム」を5秒だけやってみる
- 赤いものを3つ、四角いものを3つ…など、「いま見えている世界」を少しだけ確認してみる
- チル散歩動画を流しながら、
- 映像の中の景色と、自分の部屋・足元・音に同時に注意を向けてみる
- 「動画の世界」と「自分の現実」をつなぐ橋として使ってみる
もし、この記事を読みながら「ちょっとだけ足の裏を意識してみた」「周りの色を数えてみた」なら、
それだけでも、あなたの心はぐるぐるした思考の世界から“いまここ”に半歩戻る練習をしています。
このブログとVlogが、
そんな小さな半歩を重ねていくための、
静かな“チルな居場所”になれたら嬉しいです。
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